今の若者は「尊い」をよく使う?「萌え」の進化系愛情表現「尊み」まとめ。使い方も考察。

「言葉は現状維持をしない」という感覚がある筆者の白ねずみです。

より刺激のある言葉で、自分の気持ちをより強く伝えるには、表現を新しく生み出す他ありません。

「言葉の乱れ」とは違う、「言葉の使用域の拡張」という感覚でしょうか。

それが、今回のタイトルの「尊い」「尊み」です。

「尊い」という言葉自体は知っていても、それが「萌え」の愛情表現として使われるのは初めて知ったという方もいるかもしれません。

どのように使われているのか、一緒にチェックしていきましょう(´∀`)

 

そもそもの「尊い」という意味は?

今の使われ方をお伝えする前に、改めて元々の意味を確認しましょう。辞書によると、下記のとおりです。

とうと・い たふとい [3] 【尊い・貴い】( 形 )

①身分・品位などが高い。高貴だ。たっとい。 「 - ・い身分のお方」

②敬うべきさまである。たっとい。 「 - ・い高僧」

③(精神的な意味で)価値が高い。貴重だ。また,意義深く重大である。たっとい。 「 - ・い経験」 「 - ・い教訓を残した事件」 「 - ・い犠牲を払う」 「その気持ちが-・い」

④(感覚的な意味で)価値が高い。すばらしい。 「赤玉は緒さへ光れど白玉の君が装(よそい)し-・くありけり/古事記 上」

(引用元:https://www.weblio.jp/content/尊い ※筆者により一部削除してあります。)

元は普段使うような言葉ではないので、「尊い命」「命は尊い」と改まって使うような言葉でした。

 

しかし、現代の「尊い」という言葉の使い方は変わったのです!

 

現代の「尊い」の使われ方とは?

前述の通り、以前ならば、「命は尊い」というように使い、「尊い」という言葉を頻繁に使うものだとは思いませんよね。

しかし、今の若者は「萌え」という形容表現の進化系として「〇〇が尊い」というように頻繁に使っているのです。。

「可愛すぎて、眩しすぎて、まさに神、ああ尊い」という感じ。

「可愛い」→「萌え」→「神・天使」→「尊い」というような進化とも言えると思います。

前述の辞書による引用の「②敬うべきさまである」の意味での使い方に当てはまると思います。

だって、可愛すぎて もはや神・天使のような存在は敬うべき ですよね?

なので、「可愛い」と感じる気持ちが強過ぎて、このような使用方法が誕生したのだと思いました。

「萌え」があるカルチャーに触れている方にとっては、「尊い」は頻繁使用語句なのです。

 

「尊い」の使用者・対象は男女どちらも可

『「萌え」は男性から女性に使われる』という考えは古く、女性が男性に対して使っても良い言葉です。

同様に「尊い」も男女兼用です。男性→女性、女性→男性に使用しても良い言葉です。

またアニメ・漫画の二次元的創作物のキャラクターのみならず、三次元の現実のアイドルや俳優・女優でもOKです。

ジャニーズに対してでも、乃木坂46に対してでも、星野源に対してでも、新垣結衣に対してでもOKなのです。(私の趣味)

男女兼用なので、萌える対象があれば何にでも使って良いと思います。

 

こんな使い方はおかしい:目の前にいる相手には使わない

愛情表現として使えるとは思うのですが、こんな使い方は出来ないと思います。

  • 「君が好きだ」→「君が尊い」
  • 「君を愛している」→「君を尊く思う」
  • 「君、可愛いね」→「君、尊いね」
  • 「可愛い君」→「尊い君」

というように、目の前にいる相手に対して使うようなものではないと思います。

「尊い」と思う相手は やはり畏(おそ)れ多くて、相手を目の前にして直接言う言葉じゃないと思います。

2次元のキャラクターであれば、目の前にすることは出来ますが、残念ながら、気持ちを伝えられるわけではありませんよね。

だから、目の前にいるという状況がなく、いくらでも二次元に対しては使えると思います。

ただ、三次元の現実のアイドル等との握手会で、相手を目の前にした時に、「君が尊いです」とは言わないと思います。

握手会が終わって、反芻して、仲間内で、「あぁ…尊かった…」とは使うかもしれませんが、やはり目の前で直接は使わないと思います。

以上が使い方の考察でした。

 

接尾辞「〜み」が付いた「尊み」とは?

最近 接尾辞「〜み」を形容詞・い形容詞に何でも付ける傾向があります。

別記事で詳細にお伝えしようと思いますが、その流れで「尊い」→「尊み」というように使われています。

「えっ、なにそれ?」って瞬間的に拒絶したくなる方もいるかもしれません。

ですが、「〜み」の言葉遊びはドンドン拡大していってますし、止められないものですから、受け入れましょう(笑)

使い方としては、「尊みが深い」「尊みを感じる」「尊みが溢れ出る」等があるようです。

なので、「新垣結衣…ああ…尊みが深い…尊みを感じる…尊みが溢れ出ている…」という感じです(笑)

(余談ですが、「豊臣秀吉」とかけて「尊み秀吉」という言葉もあるようです。)

「是非使いましょう!」とは言いませんが、この言葉を聞いた時に「あぁ…あれか…」と思ってあげてください(笑)

 

最後に

SNSにより、短い言葉によるエッジの効いた表現が多くなった気がします。

私は日本語教師ですが、言葉の変化は楽しいものだと感じます。

誤用とも感じられますが、変化は止められませんし、それに対してブツブツ言うよりも対応すべきなのかなと個人的に思います。

 

という事で、本記事は以上です。

可愛いと思える対象があれば、試しに使ってみてください(´∀`)

 

 

最後までご覧くださりまして、誠にありがとうございました。

白ねずみ(@whitemicemoon

 

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